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動物園のゾウは野生より短命
動物園のゾウは野生より短命








ヤフーニュースに掲載されていた記事です。

サイエンス誌に発表された記事によると、欧州の動物園の象と国立公園などの
野生に近い象・計4500頭で調査した結果、メスを分析した所、

○アフリカゾウの寿命が、
 動物園生まれが16.9年、野生は56.0年。

○アジアゾウの寿命が、
 動物園生まれが18.9年、放し飼いは41.7年。

○アフリカゾウの大人のメスの死ぬ確率は動物園の方が野生より2.8倍高い。

○アジアゾウの妊娠率は動物園生まれの方が放し飼いのほぼ半分。

飼育されている動物の方が、管理が行き届いて野生より寿命が長い傾向にあるようですが、
ゾウの場合は逆だということです。

野生のゾウの行動範囲は数百キロに及ぶため、神経質でストレスに弱いゾウは、
動物園の閉鎖空間や、動物園への搬送といったことがストレスとなり、
これが短命を招いたり、肥満により母性の喪失にもつながるのだとか。


・・という内容の記事でした。
寿命の差、すごいですね。数年位なら何とも言えませんが、
2倍・3倍という差ですから、対処が必要だと思います。

ただ対処といっても、動物園がどんなに工夫しても、
数百キロなんて空間作れないですしね。
最近では動物を檻に閉じこめるのではなく、野生に近い環境で、
広々とした空間を作る動物園が増えていますが、
それでもゾウ、ゾウだけに限らないと思いますが、そんな動物たちにしたら、
つらい環境なのかも知れません。
たとえ私たちの目からはのびのび暮らしている様に見えても・・

テレビで目にする野生のゾウたちは、いくつかの家族と一緒に群れとなり、
広い範囲を行動して歩きます。
妊娠したゾウや生まれたばかりの赤ちゃんゾウをみんなで守り合ったり、
子供のゾウ同士での遊びや喧嘩があったり。

動物園で見るゾウは、そんな野生のゾウにしたら驚くほど狭い空間の中で、
ゆっくりとうろうろしているだけです。一つの動物園にそんなにたくさんのゾウもいないですしね。

正直、テレビで見るゾウの方がよっぽど自然なのです。


でも他の動物が、野生と比べて寿命が長いと書かれていましたが、
長ければ良いというわけでもないと思います。

昨年行ったとある動物園。
トラを見てショックを受けました。
一見、広さもあって木々が生い茂り、自然に近い様な環境で飼育されている様にも見えます。
でも、トラはその飼育場所の中を、ずーーーっとぐるぐると円を描く様に歩き続けているのです。
悲しい光景でした。

群れをなすライオンと違い、単独行動のトラ。
人目にさらされることも、彼らにとっては不自然でストレスとなるのではないでしょうか。

毎日十分な餌は与えられたとしても、それだけでいいのだろうか・・

やはりトラにしても、アニマルプラネットなんかで見るトラの方がよっぽど魅力的なのです。


今では種の保存・繁殖といったことも動物園の目的の一つとなっていますが、
私は動物園に置く動物は、この様な目的のためだけで十分だと思います。
傷ついたり保護された野生動物のための場所であってもいいと思います。

よほど工夫され、動物に全くストレスが見られない環境ならばよいですが、
あまりにも本来の生育環境とかけ離れていたり、
まして動物にストレスがはっきりと見られる様ならば、
動物を動物園に置く目的はないのではないでしょうか。
子供に動物の本当の姿を見せるため?
確かにテレビで見るよりも、本物のゾウやライオンを見て、
その大きさや迫力を実感したいでしょう。
でも、そのために動物がつらい生涯を送るのでは言語道断です。

実際私は小学校の時に遠足で行った動物園で、檻の中のライオンを見てショックを受け、
そのことを作文に書きました。

実際に劣ることはもちろんですが、最近ではテレビの画面も大きいですし、
映像もきれいだし、野生のトラが狩りをしたり、ゾウの家族が広い大地を移動したり、
テレビでそんな姿を見せる方が、よっぽど動物の魅力が伝わるのではないかと感じます。


私も自分の子供を動物園に連れて行くでしょうが、
まぁよほど小さいうちは細かく言わないでしょうが、色々理解できるようになってきたら、
野生の動物の姿を説明したいし、テレビでその姿を見せたいと思います。


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【2008/12/16 09:46】 スポーツ・娯楽について | トラックバック(0) | コメント(5) |
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コメント
私も、せまい檻の中をウロウロしている象や熊の姿を見て、哀しい気持ちになったことがあります。
それにしても、象の寿命が半分にもなってしまうとは驚きました。
十分な愛情も受けられず(動物園で育った動物は子育てをしないそうです)、運動もできず、食べ物だけを与えられて育つことがいかに不幸なことか…
ちょっと話がそれるかも知れませんが、以前のニュースで、中国のサファリパークでは肉食動物に生きた動物を与え、襲いかかる様子をお客に見せていていた…それは残酷だと非難していましたが、私は今の日本の動物園も違った意味で残酷なのではないかと思いました。
まとまりのない感想でごめんなさい。
【2008/12/16 23:59】 URL | ayako #-[ 編集]
私もゾウを見ているとなんだか悲しくなります。底知れぬ知性と圧倒的なエネルギーを秘めた大きな体が、この地球上で行き場を失っているような気がするからです。動物園のゾウや(タイなどで)観光用に利用されているゾウはもちろんのことですが、野生のゾウたちも(ゾウ的な知性で)そのことをはっきりと認識しているように思えるのです。

「アフリカゾウの大人のメスの死ぬ確立は動物園の方が野生より2.8倍高い。」という分析結果からすぐに思い出したのは、10年ほど前に白浜のアドベンチャーワールドで起きたゾウの虐待死事件です。ピコというメスのアフリカゾウが過酷な「調教」によるストレスが原因で衰弱死してしまったのですが、この事件は動物園側の言うような事故ではなく、利益追求型見世物施設の経営陣による未必の故意によって起きた悲劇でした。

もともとアジアゾウとは性質が異なり、芸を仕込むことが難しいといわれているアフリカゾウたちに(集客目的で)集団芸をさせるために、過酷な古式調教で知られるタイ人調教師たちを雇い入れたことが悲劇の始まりでした。これに抗議したベテラン飼育係が担当をはずされ、この飼育係だけに心を許していたピコはますます反抗的になってしまいます。そんなピコに対して、タイ人調教師たちは足をヤリで突いたり、歩行訓練と称して一定の歩幅でしか歩けないように4本の足を一度に鎖でつないで転倒させたりといった虐待を長期間繰り返したため、足が化膿し腹部には浮腫が見られるようになり、やがて衰弱死してしまったのでした。(テレビの報道番組でも取り上げられたそうなので、ご存知の方も多いと思います)

アフリカゾウは母系社会の強い絆で結ばれているので、力ずくで屈服させ言うことをきかせるというやり方は人間に対する不信感や精神的肉体的なストレスをますます増大させるだけなのに、そんなこともわからないオオバカヤローが自らを動物好きだと思い込み動物園を経営したりするのですから、動物たちはたまったものではありません。だいたい真の動物好きは動物園やペットショップを経営したりしないものですよね。

「今では種の保存・繁殖といったことも動物園の目的の一つとなっていますが、
私は動物園に置く動物は、この様な目的のためだけで十分だと思います。
傷ついたり保護された野生動物のための場所であってもいいと思います。」
私はRayさんのこのアイディアに大賛成です。
(長くなってしまって、ごめんなさい)
【2008/12/18 01:17】 URL | モー #-[ 編集]
ayakoさん、そういえばありましたね~中国のニュース!
本当にまぁすごいことするなぁと思ったわけですが・・

でも、日本の動物園は整然とされていて、生々しい残酷さというか、そういう物はあまりないですが、動物の生態を考えたり、園内の動物の様子をじっくりと観察すれば、やはり残酷といえるケースもありますよね。
ペットショップも似た所があると思います。
かわいい・かわいいとケージやケースに人がたかっていますが、本来母親や兄弟と一緒に過ごしているべき子猫や子犬たちが、値段を付けられて人だかりの中にいるってどうなんだろう?・・と思います。
【2008/12/21 00:14】 URL | 管理人 #-[ 編集]
モーさん、アドベンチャーワールドの事件、気になったので色々検索して見てみました・・

知りませんでした。2001年に起きたそうですね。全くひどいです。
テレビでもその調教の様子が流れた様で、見た人の感想をいくつか読みましたが・・
調教の名の下、槍で足を突かれて血が噴き出す様子にショックを受けた人が多い様でした。その頃パンダがやってきた様で、パンダに多額の費用がかかったため、象の経費が削減されたそうで。象の敷地を狭くしたり、えさ代を安くしたり、そしてこの虐待によって怪我をした象が適切な治療を受けなかったのは、やはり治療費を節約するためとも・・。結局その後足を引きずる様になり、痩せ始め、ある日他のゾウに攻撃されて横転、自力では起きれず、飼育員が起きあがらせようとしたけど無理だった様で、その後息を引き取ったとか。死因は、コピペしますが、「肺のうっ血,黄白色分泌物の貯留,胸部皮下・筋間の出血,後肢皮下・筋間の浮腫,腹水・心のう水多量貯留,諸臓器の貧血,十二指腸からの出血,右心肥大,削痩等」だったそうです。(参考元http://www.richiehiraga.net/notebook/0897-026.html

ひどすぎて言葉が出ないです。
動物園って何のためなんでしょう。
少なくともここの経営者たちは、子供に夢を与えるため、なんて考えはみじんもなかったでしょうね。

この動物園のHPを見てみましたが、今もゾウはいるのですね。
この様な残酷な事件があったのだから、動物園なんて経営する資格はないといいたい所です・・ここに行ったことがないのでどんな動物園かよく分かりませんが、ゾウがせめて、少しでも良い飼育をされていることを望みます・・。
【2008/12/21 00:39】 URL | 管理人 #-[ 編集]
このコメントは管理者の承認待ちです
【2014/02/23 19:12】 | #[ 編集]
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