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クマ騒動
以下、中日新聞 に掲載されていた記事です。

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『共存考える良い機会』

県内で連日のように起きる“クマ騒動”。九月には上市町の老人ホームにクマが侵入したほか、死んだふりをした高齢女性がクマに襲われ、けがを負うなど被害が集中し、騒動は収まりそうにない。その陰で、クマの保護と共存の課題をめぐり、関係者の思いが揺れ続けている。 

「なんで猟友会が悪者になるのか。一銭にもならないことを危険を冒してやっているのに、感謝されたことは一度もない」。
朝日町の自営業寺田正義さん(65)は、町猟友会に寄せられる非難の声に憤りを隠せない。

町ではクマの目撃情報が多く、猟友会の有害鳥獣捕獲隊員は、朝のパトロールを六人が交代して連日続けている。県猟友会(富山市)にも「殺すことしか知らないのか」「毛皮目当てにやっているんだろう」と心ない非難が集まっている。寺田さんは「結局、クマの実害を知らない人や『かわいそう』という感情で言う人の私見だ」とやるせなさをにじませる。

県猟友会は射殺、捕獲などケース別の明確なガイドラインの制定を県に求めているが、県は「現場の判断で対処してほしい」との見解。寺田さんは「身分と行動に対する保証がなければ隊員に対して申し訳ない」と悲しげに話す。

猟友会の苦悩に対し、クマによる被害件数は問題の深刻さを物語る。県内の負傷者数は九月末現在で十三人。県自然保護課が一九八九年の統計開始以来、過去最多。目撃情報なども含めると、県内では九月末現在で五十四件に上る。

県内のクマの生息数は調査が難しいため定かではないが、二〇〇一年度に有害として駆除されたのは二十六頭。東北地方の一県あたりの駆除頭数(平均約百七十五頭)と比較しても決して多くはない。信州ツキノワグマ研究会員で元信州大理学部教授の林秀剛さんは「不思議な現象としか言いようがない」と首をかしげる。長野県ではクマの駆除頭数は富山の約六倍の百五十四頭だが「クマが人を立て続けに襲うという話は聞いたことがない」と驚く。

一連の騒動について、富山市ファミリーパークの山本茂行飼育課長は「クマとの共存を考える良いきっかけだ」と強調、人里にクマが出没する理由について、里山の“消失”を挙げる。

かつて人の手が行き届いていた里山では、クマと人との暗黙のすみ分けがあり、互いに遭遇することはまれだった。ところが、ここ数十年で里山から人が離れて崩壊。「クマと人の間にあった境界線が薄れていってしまい、その過程でクマの人に対する恐怖心も薄らいでいったのではないか」と説明する。

加えて、クマが冬眠前に餌を確保するこの時期に、今年は猛暑や台風が災いして餌が不足し、人里に下りてきてしまったとみている。これまでの騒動を分析した結果、山本課長は「県内では標高一〇〇?二〇〇メートルの間で出現率が高い」と指摘。「以前は二〇〇メートルが遭遇地点だったが、今は人里近くまで下がりつつある」という。

もはやただごとではなくなったクマ騒動。山本課長はこう提案する。「人里で見かけた場合は駆除した方がよい。しかし駆除し続ければ自然の生態系が崩れ、最終的には人間の身に降りかかってくる。人の手でかつてのような里山を築いていくのがクマ、人双方にとっての最善策だろう」

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以上、記事でした。

・・・なんて難しい問題なのだろうと思います。本当に野生動物の問題は難しいです。

人間による環境の変化、また今年の異常気象、これらが要因となって人里にやってくるクマ。クマが殺されるというのは確かにとてもつらい。小熊が殺されるという話も聞きましたが、胸が痛みます。

でも、その人里にいる人々の立場を考えたらどうか。これを想像することは非常に大事なことです。このようなケースの場合、「動物がかわいそう!動物を殺さないで!」と言うのは都会人に多いそうです。クマなど決して出ることのない街・つまりクマに対する恐怖を感じることのない場所で暮らす人々。私もそんな一人です。でも私は昨年、田舎の方で暮らしていたのですが、近くにはクマが出ると言われる山がありました。何度かその山の付近を歩いたことがあるのですが、ものすごい恐怖を感じました。近所には、以前クマに襲われて大けがを負った人がいると聞きました。(イノシシに襲われた人も・・)正直、クマが目の前に現れたら恐いです!!まして襲われたらどうでしょう??頭に死もよぎるでしょう。もし私が、自分の住んでいる町にクマが出没します!なんて言われたら、捕獲して欲しいと思うでしょう。それは、クマはかわいそうだとしても、自分や周りの人々の命に関わる問題になりかねないからです。決して、かわいそうだからそっとしておいてあげて、なんて事は言っていられないと思います。

猟友会への批判が集まる、というのもつらい現状です。13人もの人がクマによって負傷しているわけで、この方たち・また町の方たちにしたら、このまま放っておかれては毎日の生活がどれだけ恐怖な事でしょう。

>県猟友会(富山市)にも「殺すことしか知らないのか」「毛皮目当てにやっているんだろう」と心ない非難が集まっている。寺田さんは「結局、クマの実害を知らない人や『かわいそう』という感情で言う人の私見だ」とやるせなさをにじませる。

そして猟友会は、県から、射殺や捕獲については「現場の判断で対処してほしい」と言われる。なんて大変な立場だろうと思います。クマを射殺するのはつらいことでしょう。かといって、負傷者が出ている現状を放っておく訳にもいかない。

もちろん私だって、クマが射殺されることなどなければ、どんなに良いだろうと思います。記事の最後にも述べられているとおり、人為的に駆除し続ける事は不自然であり、生態系全体を崩してしまうことにもなりかねないでしょう。

最近、サルやアライグマについても同じような問題が起こっていますが、本当にこのような野生動物の(アライグマはもともとペットでしたが・・)問題は、難しいと思います。駆除が全てではない。でも、実際動物に襲われたり被害に遭う人がいる以上、駆除を避けたり、長い目で見る・・などと言っていられない現実もあると思います。確かに動物は動物で生きることに必死なわけですから、駆除という作業はとてもつらいことだと思います。

・・まとめるのは難しいですが、でも大事なこととして、動物がかわいそうと言うことだけではなく(もちろんこの気持ちも大事ですが)、色々な立場に立っている人の身になって考えてみる、ということがあると思うのです。

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【2004/10/07 09:50】 野生動物について | トラックバック(0) | コメント(-) |
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